AMDは5月13日、AMD EPYC 4005シリーズプロセッサの発売を発表した。この新しいプロセッサは、中小企業やホステッドITサービスプロバイダ向けに設計されており、手頃な価格での導入が可能だという。価格はモデルにより異なり、最上位モデルのEPYC 4585PXが699ドルというレンジが設定されている。
EPYC 4005シリーズは、エンタープライズアプリケーションや仮想化環境、またはクラウド上での専用ホステッドサービスに優れたパフォーマンスを提供する。このシリーズは、信頼性、効率性、そして手頃な価格の最適なバランスを追求しており、企業やサービスプロバイダに理想的なソリューションを提供。特に、EPYC 4565Pモデルは、第6世代のIntel Xeon 6300Pと比較して1.83倍の性能だという。
AMDのエンタープライズ&HPCビジネスグループのコーポレートバイスプレジデントであるDerek Dicker氏は、パフォーマンスとシンプルさを兼ね備えたこのシリーズは、成長企業が直面するさまざまな課題を解決するための助けになると強調している。この革新的なプロセッサは、様々なエンタープライズ用途に広く対応し、Altos、ASRock Rack、GIGABYTE、Lenovo、MiTAC、MSI、Newegg、OVHcloud、Supermicro、Vultrといった主要なパートナーがサポートを表明している。
これにより、AMDはAI時代に向けた中小企業向けの最適なソリューションを提供し、企業からの信頼と高い評価を受けているという。新しいEPYC 4005シリーズは、特にベアメタルやクラウドコンピュートのインスタンスを提供するVultrのような企業によって、優れたスケーラビリティと高いクロック性能を支えるプラットフォームとして注目されている。
