マイクロソフト「Xbox」初の携帯ゲーム機 「ROG Xbox Ally」

2025年06月09日 12時30分更新

文● @sumire_kon

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 マイクロソフトは6月8日、ASUSと共同開発した携帯ゲーム機「ROG Xbox Ally」シリーズを発表した。発売は2025年のホリデーシーズンを予定。Xboxブランド初の携帯型ゲーム機となる。

性能別に2モデルをラインナップ

 ROG Xbox Allyシリーズは、通常版と性能強化版の2モデルを用意。それぞれの主なスペックは以下のとおりだ。

●ROG Xbox Ally(通常版)

カジュアルプレイヤーから熱心なゲーマーまで幅広くカバーする価値重視モデル

・CPU:AMD Ryzen Z2 A
・メモリー:16GB(LPDDR5X-6400)
・ストレージ:512GB(M.2 2280/SSD)

●ROG Xbox Ally X(性能強化版)

最も要求の厳しいプレイヤー向けの高性能モデル

・CPU:AMD Ryzen AI Z2 Extreme
・メモリー:24GB(LPDDR5X-8000)
・ストレージ:1TB SSD(M.2 2280/SSD)

 両モデルとも、リフレッシュレート120Hzの7型FHD(1080p)IPSディスプレーを搭載。無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.4に対応する。

Xbox体験を携帯機に最適化

 ROG Xbox Allyシリーズでは、Xboxの使い心地を携帯機向けに最適化。ハードウェア、ソフトウェアの両面で、さまざまな新機能や既存機能の改良も盛り込まれた。

携帯機としての利用イメージ

●Xbox フルスクリーン体験

・バックグラウンド処理を最小化し、より多くのシステムリソースをゲームプレイに割り当て、ハイフレームレートや没入感のある体験を実現

●統合ゲームライブラリー

・Xbox、Game Pass、Battle.net、その他主要PCストアフロントのゲームに一元アクセス
・インストール済みゲームを一つの画面で管理可能

統合ゲームライブラリーのイメージ

●Xbox Play Anywhereで継続プレイ

・1000以上のゲームでXbox Play Anywhereに対応。一度の購入でXboxコンソール、PC、Xbox Allyでプレーできるほか、進行状況や実績も同期される
・Xbox Cloud Gaming(ベータ版)やリモートプレイにも対応

●ハードウェアデザイン

・Xboxボタン:チャット、アプリ、設定にアクセス可能な専用ボタン
・輪郭グリップ:幅広い手のサイズに対応する輪郭グリップは、Xbox Wireless Controllerと同じ設計思想を採用
・アクセシビリティー機能:XboxコンソールやWindows PCで馴染みのあるアクセシビリティー機能を搭載
・Robloxネイティブ対応:携帯ゲーム機向けに最適化されたRobloxを初搭載
・Gaming Copilot:ゲームバー経由でアクセス可能な個人向けゲーミングコンパニオン

2025年末までに日本でも発売予定

 発売時期は2025年ホリデーシーズン(概ね11月〜年末年始頃)を予定。米国だけでなく、欧州や日本を含むアジア各国など、複数の国や地域に導入される見通しだ。

 価格や対応アクセサリー、予約注文などの詳細は、今後数ヵ月以内に発表するとしている。

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