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次世代AI PCのメイン機になるんじゃない? 「HP OmniBook X Flip 14」

2025年06月09日 13時00分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 動画を観たり、写真を編集したり、ネットで調べ物をしたり──そんな日常のPCライフをもっと快適にしたいと思ったことはありませんか?

 最近では、性能はもちろん、画面の美しさや音質、使い方の自由度など、パソコンに求められるものはどんどん増えてきました。さらに、生成AIや画像処理の進化により、PCにも“AI対応”が当たり前の時代が近づいています。

 そんな中で登場したのが、HPの「OmniBook X Flip 14 AI PC(インテル)」です。最新のインテル Core Ultraプロセッサーを搭載し、AI処理にも強いこのモデルは、普段使いから動画編集、イラスト作成、映画鑑賞まで、幅広い趣味にフィットする一台。加えて、360度回転するヒンジによってノートPC・タブレットの両方として使える2in1仕様も魅力です。

 今回は、この「HP OmniBook X Flip 14」を実際に触って感じたおすすめポイントを3つに分けてレビュー。自分のスタイルにぴったりの一台を探している人にとって、きっと参考になるはずです。

HP OmniBook X Flip 14のメリットとデメリット

メリット1:AI時代の標準スペック「Core Ultra」搭載で毎日が快適

 「HP OmniBook X Flip 14」には、インテルの新世代CPU「Core Ultra」(シリーズ2)を搭載。とくに注目なのが、AI専用の処理ユニット「NPU」を内蔵している点で、ビデオ通話時のノイズ除去や背景ぼかしといった処理をクラウドに頼らず、PC本体だけでスムーズにこなせます。

 AIで画像を生成したり、アプリの動作を自動で最適化したりと、これまでより“かしこい”使い方ができるのも魅力です。

 もちろん、動画視聴や写真の整理、ブラウジングのような日常的な作業も軽快にこなせるパフォーマンスを持っており、PCをサクサク使いたいという人にもぴったり。アプリの起動も早く、複数の作業を並行してもストレスが少ないため、PCに詳しくない人でも「なんだか使いやすい」と感じられるはずです。

メリット2:2in1の自由度×OLEDの高画質。使い方も見え方も楽しく進化

 本機の最大の魅力のひとつが、360度回転するヒンジと、14インチの美しいOLEDディスプレーです。ノートPCとしての作業だけでなく、タブレットのように寝転がって動画を観たり、テントモードで映画鑑賞したりと、自分のスタイルに合わせて自由に形を変えられるのが楽しいポイント。

 OLED(有機EL)ディスプレイは、黒が深く、発色もとても鮮やか。2.2Kの高解像度で、写真も映像も一段とリアルに感じられます。普段から映画やアニメをよく観る人、イラストや写真編集にこだわりたい人にとっては、その表示品質の高さにきっと満足できるはずです。また、タッチ操作もスムーズなので、スマホ感覚で直感的に使えるところも◎。

メリット3:軽くて電池長持ち!どこでも快適に使える頼れる1台

 「ノートPCって持ち運ぶと重いなぁ」「電池切れが心配でカフェに長くいられない…」という声に応えてくれるのが、このHP OmniBook X Flip 14です。重量は約1.35kgと14インチモデルとしては軽く、バッグに入れても苦になりません。そして、バッテリー駆動時間は最大15時間(構成による)と、ほぼ丸1日充電いらずで使える安心感があります。

 ポート類も豊富で、USB-CやHDMI、microSDカードスロットも装備されているため、外部モニターにつなげたり、カメラで撮った写真をすぐ取り込んだりといった作業もスムーズ。使う場所やスタイルを選ばない万能性があり、「家でも外でも使えるPCを探している」という人にはぴったりなモデルと言えるでしょう。

購入時に注意したい2つの側面

スタイラスペンは別売り

 HP OmniBook X Flip 14はタッチ操作に対応しており、画面上に直接指で操作できるのはもちろん、専用のスタイラスペン(HPリチャージャブル MPP2.0アクティブペン)にも対応しています。ですが構成モデルによってはペンは付属しておらず、別売りとなっている点には注意が必要です。

 イラストを描いたり、ノートアプリで手書きメモを取りたい人は、PC本体とは別にペンを用意する必要があります。反対に「タブレットっぽく使えれば十分」という人にとっては問題にならないかもしれません。

タブレットとして使用するには本体が重い

 本モデルは2in1ということもあり、ノートPCのほかにも、タブレット、テント、スタンドモードなど、いろいろなポジションで使うことができます。

 ただし約1.4kgという重量は、タブレットとして使用するにはやや重めです。特に長時間の手持ち使用や、ベッドでの使用時には疲労を感じる可能性がありますので、タブレットでバリバリつかうことを想定している際は注意が必要かもしれません。

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